気を付けてお風呂に入ってね①。
2019.12.13 -[ コラム ]

先日の新聞にこんな記事が載っていました。特に赤い囲みの部分を読んでもらいたいと思います。
1970年、全国の交通事故死亡者数は1万6000人を超えていたそうです。そして昨年の交通事故死亡者数は3500人。50年で約1万2500人の減となっています。
要因としまして、安全対策や車の性能向上、取り締まり強化などが背景にあるそうです。
確かに、僕が子供の頃はシートベルトなどせずに車に同乗していましたし、20年程前には携帯電話で会話をしながら運転していました。
(今はそんな運転を全くしません。)
いずれにしても、交通事故死亡者を減らそうという思いが数字に表れているんだなと思います。
さて、一方ではこんな内容のデータもあります。

入浴中の死亡事故で年間1万7000人の方が亡くなっているというデータです。画像を見てもらうと一目瞭然ですが、年間で交通事故死亡者数の約4倍にもなっています。
原因は皆さんも聞いたことがあると思いますが、
「ヒートショック」
だと言われています。
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が大きく変動することなどが原因で起こる健康被害です。入浴事故の8割がヒートショックによって発生していると言われているそうです。
死亡者数を見比べてみると
「本当に!」
と思うほどの驚きの数字です。
今年の青森は例年以上に雪は少ないですが、朝晩はとても寒いです。
ヒートショックには気を付けて生活して下さい。
どこかの家庭ではこんな話をしているかもしれません。
朝の「行ってきます!」からの「気を付けて!」
ではなく、
入浴時の「一日頑張ったからお風呂に入ってサッパリしよ!」からの「お風呂、気を付けて入ってね!」
と・・。
つづく・・。