暖かいお風呂へのリフォーム(3)。
2019.5.15 -[ リフォーム ]
さて、前回の続きでございます。
最近のユニットバスは今回のリフォーム工事の現場の時代のユニットバスと比べ、浴槽・シャワー・照明などはとても充実した内容になっていると思います。
また、ユニットバスの快適さ、特に暖かさに関してましても、浴槽のお湯が冷めにくくなっていたり、ユニットバスの壁の裏側には断熱材が張られたりして、快適空間、特に冬の寒さ対策には配慮された空間になってます。
しかし、残念な事に、築10年程度の家でも「お風呂が寒い!」という話を耳にします。それも当然な話です。
ユニットバスの壁の裏側の断熱材は2.0cm程度の薄~い断熱材なのです。この薄い断熱材は天井にも設けられています。また、浴槽のお湯が冷めにくくはなっているものの、洗い場の床は断熱に関して配慮されていません。体が直に触れ、一番暖かい冷たいを感じる部分が断熱に配慮されていなければ設備は立派でも快適空間と言えるでしょうか?
そこで、当社がお風呂のリフォーム工事の際に必ず行う(今回も行った)お風呂の断熱工事をご紹介いたします。
床下空間の状況です。以前のブログでもご紹介いたしましたが、脱衣場も解体しなければいけませんので、お風呂と脱衣場を快適空間にする工事を行います。
まず、オレンジ色(お湯)と青色(水)のグネグネした物が見えます。この下には地面からの湿気を抑えるため、0.2mmのビニールシートを敷き込んでいます。
そして白い色の物が見えます。これは断熱材になります。狙いとしては、①浴槽のお湯が冷えにくくなる効果、②洗い場の床が極端に冷たくなるのを防ぐ効果、③水道管の凍結防止です。
これは長年、真面目に高断熱高気密住宅を造ってきた経験があるからこそ、この様なお風呂のリフォーム工事にも生かす事が出来るのです。
つづく・・。