雪庇。
2018.3.5 -[ コラム ]
昨夜から今日に掛けて、爆弾低気圧の影響で風が強く、先が見通せないくらいの吹雪に見舞われております。
春の嵐なんでしょうか、この爆弾低気圧が去ってからの1週間の天気予報を見ると日中もプラスの気温の日が多いようです。しかし、私的には春の雪が降っていないので、その雪を見ないうちは何となく落ち着きませんが・・・。
※春の雪・・青森では太平洋側に降るドカ雪の事を言います。
さて、一か月前にも今回の様な大荒れの天気がありました。
その時の雪庇の様子をご覧ください。
ご覧の様にバケモノみたいな雪庇が建物の東側に出来上がります。
そして今回この様に写真を撮ってみて、改めて認識させられた事があります。
1枚目の写真をご覧ください。
建物に高低差(西側が高くて東側が低い)がある事によって、低い方に雪庇が出来る事。
これと似たような現象を青森市内の住宅街目撃しました。
敷地内で西側に住宅、東側にカーポートがある建物の配置だと東側のカーポートの屋根には耐積雪高さを超えるような雪が積もっていました。
もう一つの写真をご紹介いたします。
雪庇が電気の引き込み線を巻き込むように出来ています。
この雪庇が落下する際、この引き込み線を切断してしまったらどうでしょう?
家の中では全ての電気が使えなくなり、お湯も暖房も使えません。
寒い冬にです。
そこで私は屋根に出来る雪庇の事も考え、住宅の配置や電気の引き込み線、TVアンテナ、エアコンの室外機、ホームタンク、住宅内への出入り口、ガスボンベ等は極力東側にしないようにしております。
敷地の条件によっては致し方ない部分もあると思いますが、雪国の住宅では考えなければいけない部分だと思っております。