新築&リフォームをしてポイントを貰っちゃおう!!(3)
2015.2.21 -[ お知らせ ]
省エネ住宅ポイントの事で前回は窓の事について書いてきました。
①断熱性の良いサッシを取り付ける!
②断熱ブラインドを取り付ける!
③既存サッシの内側に新たにサッシを付ける!
という事を書きました。
(②に関しては省エネ住宅ポイント対象外となります。)
そして今回は、断熱改修について書いていきます。
この写真は壁にグラスウールという断熱材が入れられた写真になります。この部屋の天井・床にもしっかりと断熱材は入れられています。
今回の省エネ住宅ポイント対象の断熱改修工事は、外壁面の断熱改修、床の断熱改修、天井の断熱改修という3カ所の部位の断熱改修工事が対象となります。
(この画像は内壁に断熱材を入れているので対象外となりますが、イメージとしてとらえて下さい!)
さて、断熱改修工事ですが、家1軒を断熱改修して暖かくするとなると、かなりの工事金額が必要になってきます。工事の規模や種類、家の大きさによって変わりますが、最低でも400万円以上の工事資金が必要になるでしょう!
最初から省エネ住宅ポイントを充てにしないで断熱改修工事(あったかリフォーム工事)をし、その結果、30万ポイントが「おまけ」で貰えちゃったと思う方は、上機嫌でポイントを貰っちゃえば良いと思います。
しかし、そのような方は稀だと思います。
出来れば、上限で貰えるの30万ポイントを上手く利用して、家の中を暖かくしたいという方がほとんどではないでしょうか?
しかし、家全体の断熱改修工事に掛かる費用は最低でも400万円。だったら無理だし、このまま寒い家で我慢して暮らしていこう!と直ぐに諦めてしまうと思います。
ここで少し考えてみましょう?
寒い家の中で不快な思いをしているのに、更に不快な思いをする空間ってありませんか?
例えば、脱衣室・お風呂・トイレなどはどうですか?
服を脱がなければいけない場所って物凄く不快な思いをしませんか?
僕も12年前までは、寒い家に住んでいたので実体験から言う事が出来ます。
だったら、これらの場所から断熱改修をするのも一つの方法ではないでしょうか?
標準的な家の脱衣室は畳2枚分の空間ですし、トイレにいたっては畳1枚分だと思います。これら狭い空間の断熱改修工事であればそれほど工事金額も抑えられることでしょう!
(お風呂に関しては現状を確認してから工事をするかしないかの判断をするべきだと思います。)
では何故、脱衣室・トイレなの?という事ですが、紹介する画像をご覧ください。
私が読んでいる本の中にこんな絵がありました。これは寒い家の中を、居間→脱衣室→お風呂→脱衣室と移動した際の血圧の変動を表した絵です。こんなにも血圧が乱高下しているようです。この血圧の変化で、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことを最近よく聞くことが多くなった、ヒートショックという現象と言います。
ヒートショックをお湯に浸かっている際に発症してしまうと誰にも気づかれませんから、溺れて亡くなってしまいますね。
それら家庭内での不慮の事故死者をまとめた表が次の画像になります。
この画像を見て驚くのは一番下の交通事故死よりも、家庭内の不慮の事故死の方が多いんですよ!
脳卒中や心筋梗塞を発症して、一命を取り留めても残念ながら後遺症が残る方は亡くなる方の3倍もいます。
それが、下の画像になります。(セミナーの際に写真を撮ってきました。)
後遺症が残ると、家族やヘルパーの方々の介護が必要になってきます。
そんなのは嫌ですよね?
ヒートショック現象を引き起こす対策の一つとして、脱衣室・トイレの断熱改修工事は考えても良いのではないでしょうか?寒い家の中で一番最初に断熱改修工事をしなければいけない場所は、脱衣室とトイレです。
そして、工事予算に余裕がありましたら、省エネ住宅ポイントを上手く利用して、居間など普段よく居るスペースの断熱改修工事をする事をお勧めします!
我々は、冬の寒さが厳しい青森で暮らしていますので、家全体が温度差のない暖かい住宅がベストですが、それぞれのご家庭にあった断熱改修工事を強くこの機会にお勧めします!!