やっぱり暖かい家が一番!!!
2015.1.9 -[ データ・グラフなど ]
早いもので、新年が明けてから9日も過ぎてしまいました。
僕は、年末から1月4日までの間に、少し体重が増えてしまったようなので少し体重を落とさなければいけない状況になっております(^^;
皆さんはいかがでしょうか?
今年の正月は、日本列島の上空に強い寒波が入ってきたおかげで、非常に寒い中、正月を過ごす事になってしまいました。青森では雪が降り続いて、街中の道路は大変な事になっています。
そんな中、正月は妻の実家へ行って1日だけ過ごしてまいりました。
僕の家は12年前に建てた高断熱・高気密住宅です。家中、温度差が無い快適な住環境の中で僕と妻、そして2人の子供が暮らしています。
一方、妻の実家は無断熱住宅です。(←私の実家もそうですが・・・。)
(これからの話は、妻の実家を例にしていますが、決して妻の実家をけなしているのではない事をご理解してください!僕の実家も無断熱住宅です。また、比較的新しい住宅(築20年~築10年の住宅)でもこれからの文章について思い当たるところはあるはずです。また、アパートなどの賃貸住宅に住んでいる方も思いあたるところだらけだと思います。)
そんな中、昨年末から正月に掛けて非常に寒い中で、無断熱住宅で過ごすのはとても辛い物がありました。
子供達もその様に感じた部分があると思います。
まず、
①暖房を点けている部屋と廊下・トイレの温度差が大きいのでトイレに行くにしてもギリギリまで我慢をする。
②寒いリビングを大きなマキストーブでガンガンと暑くする。
(床に寝そべっていればちょうど良くて、立ち上がると立ち眩みがするほど暑い!)
③温度差の無い住環境に慣れた子供達は部屋間の移動の際、戸を開けたままにして動き回るので、移動の都度、「戸を閉めて・・・」と注意を受ける。
④寝る部屋は勿論ですが寒い!布団も冷たいので布団に入っても30分位は寒いままです。また、翌朝は意を決しないと布団から出る事が出来ない。
一緒に寝ようとした小学4年生の娘が、「心臓マヒになりそう!!」という言葉が印象的でした。
などなど、寒い家というのは、体へのストレスと共に心へのストレスも相当あるんだなと改めて気付きました。
この様に寒い住宅の室内はこれから見せるグラフのように室温が変化しています。
僕がデータを取った築30年の無断熱住宅のリビングの温度データです。
2012/12/29~2013/01/07の室温(赤い線)と湿度(黄色い線)のデータになります。
(クリックすると大きな画像で見る事ができます!)
温度を示す赤い線の動きが大きいですよね!
20℃以上あった室温が暖房を止めた瞬間から、12℃くらいまで室温が急降下しています。そして翌朝、起きてきた住人の方が寒い部屋を暖めようと暖房を点けて一気に室温を20℃まで急上昇させているのが一目瞭然で分かりますね!
青森での寒い住宅では、大抵、この様な生活をしているのではないでしょうか!!
ついでに、もう一枚のデータを紹介いたします。
2012/12/31~2013/0101、同じ部屋1日での室温の変化を記録したデータになります。
(クリックすると大きな画像で見る事ができます!)
次にご紹介する画像は、若夫婦のために増築した部屋のデータです。
違いを分かっていただくため、高断熱・高気密の部屋にしました。
2012/12/31~2013/0101、同じ部屋1日での室温の変化を記録したデータになります。
(クリックすると大きな画像で見る事ができます!)
室温を示す赤い線の乱高下がほとんどありません!朝方の室温でも17℃くらいですね!!
これだと、暖かい部屋で過ごす事が多くなる事が分かります(^^)
さて、おまけの画像もお見せいたします!
昨年、1月から4月まで過ごしたアパートの熱画像です。
性能がしっかりしていない部屋は、何色もの色が画像の中に出てきます。それは、「寒い部屋!!」という事です。
アパートに限らず、寒い家はこの様な画像になります。
一方で、暖かい家というのは・・・、
色んな色が出てきません。画像に赤い色が多いので暖かそうですね!!
一方で、窓から熱が移動しているのが良く分かります。(青色)
これは現在、僕が住んでいる家の熱画像になります。
これから家を建てる計画がある方、相談する工務店・大工さんが過去に建てた住宅をサーモカメラで覗いてみてはいかがですか?
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青森の冬は寒くて厳しいです。
冬の暮らしを第一優先で考える事が非常に大事だと思います。
やっぱり、暖かい家が一番ですね!!!